イングリッシュホルン(english horn)またはコールアングレ(cor anglais)と呼ばれるこの楽器は、同じくダブルリードのオーボエと同族で、オーボエより大きくF管の楽器です。
音色は、ややくぐもっており独特ですが、心に訴えかける美しさを持っています。
クラシックの名曲では、ドボルザークの交響曲「新世界から」第2楽章の独奏があまりにも有名ですが、古今の作曲家達がここぞというところで見事に活用しています。
私の拙作では、交響組曲「高千穂」Ⅲ
〈神住む湖〉や「夢燃ゆる、紅き空に」の中間部等に使用しています。
美しい歌謡性を生かし、一瞬で独自の音楽世界に引き込んだ例をアップしてみました。
原曲はピアノ伴奏ですが、天才マーラーのオーケストレーションの一端を垣間見ることが出来ます。
G.マーラー作曲
リュッケルト歌曲集から
ich bin der Welt abhanden gekommen
* ブログのタイトルをクリックするとコメントしていただけます。
コメントをお書きください