昨年(2013年)12月16日(月)私は、内閣官房 拉致問題対策本部及び法務省主催による「ふるさとの風コンサート~『北朝鮮拉致被害者』救出を誓う音楽の集い~」に参加させていただきました。
今回は、その時の模様をお伝えします。
コンサートは、東京都中央区にある晴海トリトンスクエア内第一生命ホールで行われました。
隅田川下流にかかる勝鬨橋を渡ると、すぐ左に晴海トリトンスクエアが見えてきます。
運河沿いに作られた新しい都市空間といった素敵なエリアです。
第一生命ホールは5-6Fにあり小さいながらも落ち着いた、心地よい小ホールです。
本コンサートは、毎年12月10日から16日まで設定されている「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」に関連し、拉致問題の解決を願う人々の想いを多くの国民が共有することによって、拉致問題に関する国民の理解を促進する場として
開催された政府主催コンサートでした。
前拉致問題担当大臣、古谷圭司衆議院議員を主幹として、ゲストに俳優の津川雅彦氏、山本正治氏率いる東京藝術大学チェンバーオーケストラ、ピアニストの熊本マリ氏、オーボエ奏者の古部賢一氏、海上自衛隊東京音楽隊が参加し約2時間半に及ぶコンサートが行われました。
司会は、邦楽演奏家の麻生花帆さんが担当されました。
会場最前列には、横田さんご夫妻をはじめ拉致被害者ご家族の皆さんが着席され鑑賞されていました。途中から安倍首相も来場されご挨拶されました。
当日のプログラムの流れは以下の通りです。
- 「『あなたを忘れない』を歌う会」による合唱演奏(開演前)
- 主催者挨拶(古屋拉致問題担当大臣)
- 北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)挨拶
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第一部
演奏者:東京藝大チェンバーオーケストラ
曲目:モーツァルトオーボエ協奏曲(オーボエ:古部賢一)
モーツァルト交響曲40番 - 休憩
- 大臣と津川雅彦氏との対談
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第二部
演奏者:熊本マリ(ピアノ)、三宅由佳莉(声楽)、海上自衛隊東京音楽隊
曲目:ラプソディ・イン・ブルー(ガーシュイン作曲)
オリンピック・ マーチ(古関裕而作曲)
祈り~a prayer(河邊一彦作詞・作曲)他 - 全体合唱(「ふるさと」)
ホール・ロビーにはXmasの飾りつけも・・・。
第二部に出演させていただいた私たちは、熊本マリさんとも共演させていただきました。
昨日(10月31日)のニュースでは、拉致問題について次のように報道されています。
《自民党の拉致問題対策本部などの会合が開かれ、拉致被害者らの調査を巡って、29日まで北朝鮮側とピョンヤンで協議を行った外務省の伊原アジア大洋州局長が出席しました。
この中で伊原局長は、今回の協議で、北朝鮮側が2002年と2004年に行った拉致被害者の調査について、当時は時間的な制約などがあり不十分だったという認識を示し、「反省を踏まえて、今回の調査ではきちんとした結果を出したい」と説明したことを明らかにしました。
そのうえで、伊原局長は、日本側として拉致問題を最重要課題と位置づけていることを強調し、「拉致問題の調査が進展しなければ、ほかの分野でいくら進展があったとしても評価しない」という立場を、特別調査委員会のソ・テハ委員長に明確に伝えた。》
あのふるさとの風コンサートから、間もなく1年が経とうとしています。
ご家族のお気持ちを考えると、私も一刻も早い拉致問題の解決を願ってやみません!
本コンサートの全プログラムが、Youtubeでご覧いただけます。
https://www.youtube.com/results?search_query=ふるさとの風コンサート
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若月 均 (月曜日, 03 11月 2014 01:27)
初めまして。
不謹慎かも知れませんが、クラリネット吹き(ド素人ですが・・・)としてラプソディ・イン・ブルーが好きで、このコンサートを拝聴いたしました。
自衛隊音楽隊の完成度の高さに驚愕するとともに、「祈り 〜a Prayer」の繊細さに感動し、その足でCDショップへ駆け込んだことがつい昨日のことのように思い出されます。
「遥かな海へ」の爽快さは、自衛官ではない私の仕事にも活力を与えてくれます。
ありがとうございます。
政治的には難しいこの問題、大きな音楽の力で解決が図れたら素晴らしいですね。