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今回は、「天の逆鉾(全曲版)」です。
現在出版されている「天の逆鉾」は、コンクールサイズにカットされた版です。
全曲版、こちらからごゆっくりご覧下さい!
動画に登場していた鳥は、八咫烏(ヤタガラス)といって、日本神話において、神武天皇を大和の橿原まで案内したとされており、導きの神として信仰されているのだそうです。(Wikipediaより)
シンボルマークに使用している団体や組織も多く、有名なものとしては「日本サッカー協会」が
シンボルマークとエンブレムに八咫烏を使っています。
曲目解説など
題名の「高千穂」は、九州南部、日向と薩摩(現在の宮崎県と鹿児島県)の境に位置する「高千穂の峰」のことで、霧島山系一の霊峰であり、天孫降臨(てんそんこうりん)伝説の舞台として知られています。
天孫降臨伝説とは次のようなお話です。
アマテラスオオミカミが、孫のニニギノミコトへ神の世界から地上へ降りて国を治めるように言い、神の皇子による国造りが始まりました。
時が経ち、ニニギノミコトの子孫のカムヤマトイワレビコが、東方に王都としてふさわしい土地があると知り、奈良盆地へ攻め入り大和の国をつくりました。
カムヤマトイワレビコは初代天皇とされる神武天皇として即位し、大和朝廷の開祖になったと言われ、神武東征(じんむとうせい)伝説として伝えられています。
この作品は、霧島山系の豊かに広がる大自然とそこにまつわる神話をもとに、4つの曲からなる組曲の第1曲として、平成22年に行われた東京音楽隊九州公演のために作曲されました。
曲名の「天の逆鉾」とは、ニニギノミコトが地上へ降り立つ場所を探すのに用いた鉾を降臨の地である高千穂の峰に逆さに立てたとされているものであり、現在も力強く立ち続けています。
曲は、天孫降臨伝説を表現したファンファーレに始まり、それに続く神武東征伝説での戦いが描写されます。
中間部で民衆の子守唄が聞こえた後、再び戦いが描かれる中、ついに王権を収めた勝利のファンファーレが奏でられ、終結部へと向かいます。
楽譜などについてはこちらから
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