昨年7月初旬、私はMRT宮崎放送でオンエアされている人気ローカル番組『わけもん!GT』に出演させて頂きました。
いわゆるスタジオ出演ではなく、6月中旬にわざわざ宮崎から拙宅まで収録に来て頂き、編集後放送となる段取りでお話がありました。
宮崎県出身のシンガー&ソングライターとして活躍中の井出綾香さんの質問に答えるという形で、当日は緊張しながらも、宮崎出身の音楽家紹介というミッションに応えることができました。
藤岡弘さんがレギュラー出演されているこの番組、ゴールデンの時間帯なのでご覧になられる方も多いとのことでした。
さて、放送が終わってしばらくしてからでしたが、宮崎県吹奏楽連盟中央支部の理事長さんからお電話があり、来年の課題曲クリニックをお願いしたいということでした。
その時は相関関係が分かっていなかったのですが、今回伺って『わけもん!GT』がきっかけだったことを知りました。
なるほど、そーだったんだ!
6月4日(木)午前、羽田空港から宮崎空港へと向かう飛行機に乗り込むと、神奈川大学の小澤 俊朗先生がいらっしゃいました。宮崎・鹿児島方面でお仕事だったようです。
さて、ニックネームに「ブーゲンビリア」がついている宮崎ブーゲンビリア空港に到着。
この空港には、公立では唯一の民間パイロット養成である機関、航空大学校(こうくうだいがっこう、Civil Aviation College)があります。
航空機操縦士を養成する教育訓練機関で、現在は独立行政法人化され、国土交通省所管の独立行政法人航空大学校となっているそうです。
クリニックは土曜日からなので、とりあえず実家の方へと向かいました。
当日は快晴だったのに、翌日金曜日は南国の梅雨時らしい大降りの雨となりました。
夕方は晴れ間も出てくる天気となりましたので、「YouTube Renewal」でアップしたばかりの『神住む湖』の舞台、火口湖の「御池」へ行ってきました。
山肌から次々と雲と水蒸気が上昇していく様は、本当に神々しいものがありました。
やっぱり神住む湖です!
その後、自然林の中の山道を車で登り、霧島東神社へ参拝してきました。
その帰り道、子鹿に遭遇。
鹿は、古来から神様の使いと言われており、再度「神住む湖」に納得でした。
クリニックに参加させて頂きました。
宮崎県吹奏楽連盟中央支部主催の「平成27年度課題曲クリニック」は、6日(土)午後が指導者クリニック、7日(日)全日がモデルバンドを入れた全体クリニックでした。
指導者クリニックでは、ザックリとした課題曲のアナリーゼと指揮法の講義をさせて頂きました。
音楽教科担当の先生だけが吹奏楽部の顧問ではありません。
他の講習会でも同様にやってらっしゃいます様に、指揮のメソッド講習は必須だと思います。
なぜならば、バンドは、特にスクールバンドは指導者(=指揮者)次第だと強く思うからです。
翌日は見事に晴れ上がった梅雨休みの一日となりました。
全体クリニックは、会場を宮崎市郊外の清武文化会館に移して行われました。
中央支部のコンクール参加校では、ⅠとⅤを取り上げる団体がなかったため、Ⅲ・Ⅱ・Ⅳの順番で進行しました。
(写真は、指揮法講習とⅢのクリニックの様子。モデルバンドは、木花中学校、大淀中学校等の合同バンドの皆さん。)
40年ぶりの出会い
宮崎県西部の中学校で吹奏楽を始め、音楽の道を歩み出した私が、その故郷で吹奏楽に携わる多くの方々と出会い、その熱い思いを目の当たりにした今回のクリニックは、私にとっては本当に得難い2日間になりました。
約40年の時を経て自分の原点に帰った今回の経験は二度となく、今後大切にしていきたいと思います。
私にとりましては、この機会を与えていただいた宮崎県の吹奏楽界の熱い思いに応えられる様、今後も努力を続けなければと心に誓った2日間でもありました。
※ 人物写真は、左の後ろから
・ 宮崎県吹奏楽連盟中央支部理事長 中津 卓郎 先生
・ 私
・ 宮崎県マーチングバンド協会理事長 佐藤 一哉 先生
・ 宮崎県吹奏楽連盟理事長 櫻井 和也 先生
・ 宮崎県吹奏楽連盟中央支部副理事長 小川 芳史 先生
※ 高架化された宮崎駅。
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