異郷への憧れ・・・
それは誰でもが持っている感情であり、また興味だと思います。
以前に本ブログの別タイトル「北のまほろば」で書きましたが、南国育ちの私にとって北国はまさに異郷そのものでした。
ここで言う「北国」とは、具体的には東北以北の降雪量の多い地方です。
ところで今日2016年3月26日は、北海道新幹線の開業日です。
その昔、白河の関(現在の岩手県)以北は、狩猟民族の住む野蛮な国として中央政権の命を得て征伐に出た『坂上田村麻呂』も、北海道まで4時間程度で行けると聞いたらきっと腰を抜かすことでしょう。
北の大地への前奏曲
特に、北海道新幹線の開業日を選んだわけではないのですが
北海道を題材とした新作をアップする日がたまたま同じになりました。
シンシンと雪の降る夜の不思議なほどの静けさ
雪に反射して昼かと思うほど明るい月夜
視界ゼロのブリザードの中で車を運転したとても怖い思い出
新雪の上をかき分けて滑り降りるスキーの楽しさ
桜が散る頃に一斉に芽や花を開きだす植物たち
北国で生活したことのある方なら
このようなこと、きっと経験されていることでしょう。
私も仕事の関係で青森県に3年間暮らしました。
北海道や岩手、秋田県にも家族で仕事でとよく行きました。
雪かきのしんどさには閉口しましたが、野も空も海も広く、良い仲間に恵まれて
生涯忘れられない思い出となっています。
広大で美しいながらも厳しい自然
その中で
たくましく生活する北国の人々
ウィンド・オーケストラのための「北の大地への前奏曲」
"Prelude to the North Earth" for Wind Orchestra
この作品は、私の『北の大地へのオマージュ』です。
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